伝統を、次世代の産業へ。

北海道浦幌町で代々受け継がれてきた鮭定置網漁業。
このかけがえのない漁業文化を、変化し続ける海洋環境の中でも絶やさず未来へ繋いでいくことが、七協水産の使命です。

私たちは、長年培ってきた漁師の「経験と勘」に加え、機械工学やIoTといった技術の力を取り入れることで、自然環境の変動に左右されにくい、新たな水産業のあり方を模索しています。

進行中のプロジェクト(次世代事業基盤の構築)

「獲る」という行為のみに依存しない経営への転換を見据え、本業である定置網漁業をより強固に支えるため、以下の取り組みを進めています。

1.自然環境に左右されにくい「安定生産モデル」の構築

記録的な不漁や気象災害といった課題に対し、資源を持続的に確保するための新たな生産体制の検証を進めています。

環境制御技術や水質・水温管理、作業の自動化といった要素を組み合わせることで、外部環境の影響を最小限に抑えた生産の可能性を追求しています。

【ロードマップ】

2026年3月より実証(PoC)を開始しており、同年6月からは事業化可能性の検証(FS)へ移行予定です。

段階的な検証を通じて地域漁業の持続性を支え、将来的には年間を通じた安定供給体制の確立(通年供給化)を目指しています。

2.経験と科学による「素材価値の最大化」

水揚げされた資源をそのまま出荷するだけでなく、その価値を最大限に引き出すための取り組みを進めています。

漁師の経験に基づく品質判断に加え、温度管理や加工工程の最適化など科学的なアプローチを取り入れることで、素材本来のポテンシャルを高いレベルで引き出します。

一次産品に「技術」という付加価値を重ねることで、より高品質で信頼性の高いプロダクトの提供を目指します。

※本取り組みは、機械工学・測定工学分野の専門知見および技術ネットワークを活用しながら、段階的に実装を進めています。