育てて獲る漁業

鮭定置網漁業は、「獲る漁業」ではなく「育てて獲る漁業(栽培漁業)」です。

秋に生まれ育った川に遡上した鮭から稚魚を育成し、春に放流します。

放流された稚魚は遠く北方の海で育ち、3年から5年で生まれ育った川に戻ってきます。

戻ってくる鮭の一部を海に仕掛けた網で捕獲します。

この一連の流れが鮭定置網漁業です。

漁業の未来

数十年の単位で放流する稚魚の数はほとんど変わっていませんが、漁獲量は減少傾向にあります。

原因は明確になっていませんが、地球規模の環境変化によるものといわれています。

また、漁業者の担い手不足など漁業を取り巻く環境は厳しさを増しています。

このような漁業の未来を考え、七協水産は、SDGsの取り組みを進めています。

我々にできることは小さいことかもしれません。しかし、この小さな取り組みでも漁業全体の未来に繋がっていくと信じています。

これからも七協水産は、海の豊かさを守り、地域社会と共に、漁業の未来に貢献できるように取り組んでまいります。

2020年11月
株式会社七協水産